硝子瓶に透明な失意を満たす
光に翳すとキラキラ光って
いつかの優しさが笑った
星座が隠れてる冬の朝の空は
吐き気がしそうなほど青く澄んで
その冷たさの奥に閉じ込めた
いくつもの懐かしい感情の呼吸が聞こえてきそうだよ
まだ希望を持っていた頃の僕もきっと
あの中で 温かな繭に包まれ
微笑みながら眠っているんだ
もう
誰のことも信じない
誰のことも希求わない
踏み込まない
踏み込まないで
キラキラ Xチル。
チルチル 満チル。
燐寸を一本擦って瓶の中へ落としたら
どんな色の火が点くだろう
燃えて燃えて燃えて燃えて
この存在も 記憶も 自我も灰にしたい
そうして この絶望的に綺麗な空の下にばら撒いて
キラキラ Xチル。
ユラユラ 燃エル。
叶わない願いを込めて
この透明な失意を飲み干そう
そしたら そしたらね
あの青い空が剥がれ落ちて青い鳥になって
僕を連れ去ってくれたらいいなって ちょっとだけ思うんだ