懐かしい匂いは零れていく
水玉のワンピースと
淡く汗をかいた首筋
笑った顔ほど君は切なくて
穏やかな涙は深い暗闇を映す
救い出せると信じてたの。
その言葉が僕の否定か肯定だったか
今はもう知る術もない
夕日が照らす足跡は眩しく僕の目を潰す
遠くへゆくの、どうしてゆくの。
僕は叫ぶ、きっと、君も。
さようなら、さようなら、
それはあまりにやわらかく控え目で
こんなになるまでその残酷さなんて知らずにいたんだ
空っぽのからだ、君がせき止めてた全ては流れ出し
さようなら、さようなら、
掻き抱くように力を込めても
それは光のように僕をすりぬけていく