ただここには
とても小さな 小さな裂け目があって
そこからすべてが崩れていくような
そんな錯覚

君の不誠実と
あたしの狡さと
それは等しく罪を背負って
どちらがどちらも傷ついたのに

何も失わないように
あたしはそれを赤い色で塞いだの
塞いで 塞ぎ続けて
それがまやかしだってことを気づける時を待ち続けた

あたしは今
多分何よりも自由で
君を抱き留めることも
君を見捨てることも、出来る
この足はあたしの業で真っ赤だけれど
確かな強さで
あの裂け目を越えてゆけるの