純粋すぎる春の夜更けに嵐は訪れた
眩い春雷は、芽吹く春に霞み淀み
一瞬先さえ示唆できない
薄い白い皮膚と
真っ赤で不足気味の血と
頼りない骨と筋肉と
些細なことで震えてしまう魂
…ここにはこれしかないというのに
どうやってこの闇夜を越え
朝を見つけたらいいんだろう
轟く低音
殴りつける冷たい雨
ああ 凍えている
遠い 遠い北の方から
まだ行かないで どうかここにいてと声を聞いたよ
遥か 遥か南の方から
また巡り来るから どうかそのときまではと声を聞いたよ
季節さえ心細さを叫ぶこの嵐の夜に
あたしは