あなたと私の小指を切り取って
交換できたなら良かった
ひとり 爪先に星を浮かべるけれど
愛でてくれる人はもういない
逆さまになって落ちていきそうな程に深い夜の底
あなたと私 どうして出逢ってしまったのだろう
互いの痛みを分け合って 食べた
そうやって生きてゆけると 信じた
いつかふたりがそれに冒され
痛みそのものになるとも知らず
するすると伸びる赤い糸を
確かに私はあなたに見たよ
いっそその糸でくびり殺してしまいたいほど
あなたのことを 愛していたよ
暗闇の底に横たわる自分を
あたしはもう 許してはいけない
一段 一段 重たい足を引きずって
軋み 拒絶する身体を引きずって
もっと高い所へ
もっと光溢れる場所へ 行きたい
そうしてあたしはてっぺんから
あなたへの想いを解き放とう
いつか明けてゆく空から注ぐ自由と引き換えに
あなたの幸せを 祈りながら