寒さと熱は相反する双児
痛みだけが、ふたつを繋ぐ

逆流する理性を
僕は予め知っていた

壊れて砕け散る時を待ち続けて
浮かび上がる世界が
どうか僕を赦さないように

罪を罪と認識できるだけで
僕は幸福なのだ

傷つけた君
ひび割れの道筋に光を内包して
傷だらけの君
守れるはずなんて なかった

諦めながら君を抱き竦める腕は
君にとっては万力でしかなかったのだね

罪を罪として認識できない幼さが君を殺し
それでもこの腕は君の想い出を掻き抱こうとするから

ああ どうか
浮かび上がる世界が
僕を赦さないように