夕陽を受けて鈍く光るビルのふもとで
不吉な未来の足音を聞いた
まるで炙り出されるように
ばたばたと僕の
暗
(
くらやみ
)
が零れ落ちる
規則正しく上がる南中高度と
乱高下する気温の不協和音
僕の神経は揺れている
一瞬の夕暮れが絶える頃
夜闇より深い翳が足元を埋め尽くした
零れ落ちた暗がインキのように広がって
僕を世界を閉じていく
これは白昼夢か
それとも予言か
視えない未来に立ち竦むように
指折り数え 目を凝らして夏至を待つ
夏が死ぬ日
その残像に紛れ訪れる 悪夢の為に