ゆめを視ていた
何かはわからない
ただ、ゆめを視ていた
強く射し込む西陽の海 静かな部屋の中で
規則正しい時計の針の音が
私の心の表面を引っ掻き、傷つけていく
鈍く痛む頭を持ち上げる
背骨を宙に浮かせ 起き上がる
躊躇いなく動く 身体
突然湧きあがる 自分というものの不思議
目ざめる直前、私は何者だったのだろう
目ざめた今、私は何者として在るのだろう