静かな雨音
すべてから色彩を奪うような灰色の空
窓際
もたれかかかって
僕のことを忘れた顔で
一体誰を 思い出しているの?
雨の音が この孤独をどうにか繕う
しと。しと。しと。しと。
雨どいを伝う雫が この寂しさを汚していく
ぼと。ぼと。ぼと。ぼと。
遠くをみるその眼差しの中に
きっと僕は もういないね
忘れてしまってもいいよ 僕のこと
抱き締めてくれなくてもいいよ 僕のこと
愛してくれなくてもいいよ 僕のこと
何にも言わないよ
ただ黙って傍にいるよ
だからね ひとつだけ
ひとつだけ お願いがあるよ
これから先にどんなことがあっても
どんなに荒んだ 救いようの無い世界が待っているとしても
僕が正しく白い光目指し 歩いてゆけることを願っていて
僕は生きてゆくから
僕は強くなるから
ただそれだけを道標に
もっともっと 大きくなるから