一人遊びが好きです。
凍えた自分の手を
自分の体温だけで温めるような、そんな。
しんと静まりかえった世界では、
快楽も絶望もみな同じ場所を目指して飛ぶ。
瞼を伏せた瞬間の眩しさだけが本当なのかもしれません。
離れていくことを恐れたりはしません。
あなたは笑ってくれました。
つまびくように私をなぜる指のあたたかさも確かに覚えています。
あなたはいつも私の手を握ってくれたから、
随分と長い間、
私は冷たい自分の手を愛してあげられました
一人遊びが好きです。
自分の体温でしかあたためられない手が求めるあなたが
こんなにも、こんなにも、確かになるから。