散った花をいとおしむように
君は笑った
空は自分勝手に暮れて行くので
僕らも自由になれたらいいのにと 思う
枯木だらけの薔薇園で
僕らはそっと秘密をつくる
また明日が来るように
また明日 ふたりでいられるように
(だけど多分 君にはもう
そんなもの 要らないのかもしれないけど)
僕は吊られた男のように
目に見えない 得体の知れないものに取り囲まれ
身動きできなくなっている
たとえこの両手が 両足が自由になったとしても
僕は君を選び 求め その影の後先を思うだろう
僕の自由はゆっくりと薄れ 死んでゆく
しかし君よ 僕に微笑みを
僕は何もかもを 受け止めてゆく