それが毒だか薬だったか
今の私には知る術もありません
ただ微かな痛みを伴って
とても小さな隙間からあなたが入り込んできた
…それだけは確かでした
私は飢えていたのでしょうか
寂しかったけれど
それを餌みたいにして周りの好意を喰らうことは
どうしても耐えられなくて
そしてそれは唯一の私の
ちっぽけな矜持だったのです
あなたは笑ってくれました
あなたは怒ってくれました
その時に私は
世界はきちんと私の周りに存在していて
私が認めようと認めなかろうと
他、というものが存在しているのだと
思い知ったのです
私の皮膚の
私の寂しさという心の細胞の
私の必死で求める叫びの
とても小さな隙間からあなたは入り込んできました
それは微かな痛みを伴いながら私の中に青を満たし
独りよがりに歪んだ視界を洗い流してくれたのです