濃紺の闇の中
眠気が
トロトロと
溶け出して
僕の底に
届いたら

硝子の鳩が
羽ばたいた

静寂を肯定する
唯ひとつの根拠

寂しさ。

あえぐように息をして
もがくように 水面より上の世界を目指して
水を掻く腕は
逆流するように儚く 空廻るけど

ひとつ。
ふたつ。
みっつ。

深い 呼吸の 真似をする
チンダル現象の及ぶ位置で

あ…………、あ
何かが、見えた