ああ、また雨降りかと僕は窓の外を見る

足早に走り去る夕暮れと
雨だれに滲んでいる信号の灯
雨音はいつも掻き消される
きっと 君の声も

僕は君から遠かっただろうか
いつも君ははにかんだような諦めたような笑顔で
うつむいたその唇がつむぐ言葉を
僕は遂に知らないまま

雨音は君の声
降り続ける雨は喪失
僕は見上げて泣く

せめて僕は全身で受け止めるよ
今更だなんて君は笑うだろうか
ああ、それでもいい 笑ってくれるなら
また雨が降ればいいと 僕は願う